風の子キャディー ネタばれなし感想
1936年ニューベリー賞受賞
キャロル・ライリー・ブリンク作
ケート・セリディ絵
講談社(絶版してます)
面白さ ★★★★★満点
メッセージ性 ★★★★★満点
元気になれる ★★★★★満点
ジャンル 成長物語 冒険 家族もの
内容 開拓時代のアメリカを舞台にした、お転婆少女キャディの成長物語
感想 面白さ、テンポの良さは抜群で、伏線など、ストーリー運びも秀逸。11歳の女の子の成長を明るく、わくわくするようなタッチで描き切っています。
キャディの過ごす日々は、お転婆な日常と、時々のわくわくするような冒険に彩られていて、引き込まれ、ページをめくる手が止まらなくなりました (*゚▽゚*)ワクワク 。当時はまだ、「女の子はおしとやかに」という風潮の濃かった時代です。お転婆に生きることは、楽しいことばかりではないのですが、そこを湿っぽくなることなく読ませてくれます。女の子が女の子としての誇りをもって生きる素晴らしさを教えてくれる作品です。 また、この作品で伝わってくる、前向きで人間賛歌的なメッセージは大人になった今、読んでも味わい深く、考えさせられるもののばかりで読みたびに楽しめます(∩・∀・)∩オォ! 。ちなみに挿絵画家のケート・セリディ は「すてきなおじさん」「歌う木」などの傑作児童書を書いています。これはかなりいい作品なので興味のある方は是非読んでみてください(^O^)
★やまねこ翻訳クラブの紹介ページです!→ http://www.yamaneko.org/bookdb/award/us/newbery/newb30j.htm
★作者キャロル・ライリー・ブリンク について!
1895 - 1981 米国の作家。 1935年ウィスコンシンの開拓者であった祖母をモデルにした代表作「風の子キャディ」でニューベリー賞を受賞した。大自然に奔放に生きる11歳の主人公キャディに自立する現代女性への視点を与えており、米国の家庭小説の流れの一翼を担う作品として、ルイス・キャロル・シェルフ賞を’59年に受賞。
★作者さんのほかの作品です!
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ミンティたちの森のかくれ家 (Modern Classic Selection)
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