児童書のレビュー・考察ブログ

主に海外の小学生・中学生向け児童書の感想、考察をしています。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

シカゴよりこわい町 ネタばれなし感想

リチャード・ペック作 斎藤倫子 訳 東京創元社 1999年 ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 痛快度 ★★★★★ 満点 内容 嘘はつく、銃はぶっぱなす。そんな田舎のおばあちゃんを訪ねていくと、毎年必ず何かが起こる! 僕らが初…

盗神伝 ハミアテスの約束 ネタばれなし感想

メーガン・ウェイレン・ターナー作 金原瑞人、宮坂宏美 共訳 あかね書房 1997年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★☆☆☆ 2点 内容 「なんだって盗める」代々、盗人の家系に生まれついた少年ジェンは町中で、そういいふらしていた。 …

ブライト島の乙女 ネタばれなし感想

メイベル・ロビンスン作 田中西二郎訳 秋元書房 ※絶版してます 1938 年 ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★☆☆ 3点 メッセージ性 ★★★☆☆ 3点 内容 これはある島育ちの少女の物語で、この島は故郷としてたえず彼女に魔術のように呼びかけるのです。彼女は母…

ハロー、ここにいるよ ネタばれなし感想

エリン・エントラーダ・ケリー 作 武富博子訳 評論社 2018年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 内容 ヴァージルはおとなしい。活動的な家族の中で、「カメ」(いつも甲羅に閉じこもっているから)と呼ばれるほどだ。女の子を好きに…