児童書のレビュー・考察ブログ

主に海外の小学生・中学生向け児童書の感想、考察をしています。

友情

ハロー、ここにいるよ ネタばれなし感想

エリン・エントラーダ・ケリー 作 武富博子訳 評論社 2018年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 内容 ヴァージルはおとなしい。活動的な家族の中で、「カメ」(いつも甲羅に閉じこもっているから)と呼ばれるほどだ。女の子を好きに…

魔女ジェニファとわたし ネタばれなし感想

カニグズバーグ作 松永ふみ子 訳 岩波書店 1968年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 内容 ニューヨーク郊外の小学校に転校してきたばかりのエリザベスは,ハロウィーンのおまつりの日に,黒人の少女ジェニファと出会いま…

テラビシアにかける橋 ネタばれなし感想

キャサリン・パターソン 作 偕成社 1978年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 感動度 ★★★★☆ 4点 内容 絵の好きな少年ジェシーと、となりに引っ越してきた風変わりな少女レスリー。テラビシアと名づけた秘密の場所で、ふた…

ジュニア・ブラウンの惑星 ネタばれなし感想

ヴァージニア・ハミルトン作 岩波書店 1972年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★☆☆☆ 2点 メッセージ性 ★★☆☆☆ 2点 内容 悩みにうちのめされそうになっているジュニア。彼の心を開こうとするタフなバディー。環境も性格もまったく異なる二人の中学生の友…

エルフたちの午後 ネタばれなし感想

ジャネット・テーラー・ライル作 評論社 1990年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★★ 5点 少女のみた日常の陰に潜む人生の真実 内容 学校中のきらわれ者、サラケートの家の庭には、エルフたちの小さな村がある。特別にこっそり…

ティナのおるすばん ネタばれなし感想

イリーナ コルシュノフ 作 徳間書店 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 わくわく度 ★★★★★ 満点 内容 ティナはドイツに住む、8歳の元気な小学生です。今日は生まれて初めてのおるすばん。今日こそなんでもひとりでやって、お母さんに見直してもらお…

ビーバー族のしるし ネタばれなし感想

エリザベス・ジョージ・スピア作 あすなろ書房 1984年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 わくわく度 ★★★★★ 満点 内容 1768年春、マットと父さんはこの森に住む最初の白人として、マサチューセッツ州のクインシーから越…

身がわり王子と大どろぼう ネタばれなし感想

シド フライシュマン作 偕成社 1987年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★★満点 痛快度 ★★★★★満点 元気になれる度 ★★★★★満点 ジャンル 冒険 成長物語 友情 愉快痛快大冒険! 内容 「むちうち、20回!」お城のわんぱく王子がいたずらをすると、身がわりの少年がよ…

クルリンたちのゆかいなくらし ネタばれなし感想

コンスエロ・アルミホ作 福音館書店 ジャンル コメディ 友情 1974年ラサリーリョ賞(スペインでもっとも歴史のある児童文学賞)受賞 面白さ ★★★★★満点 メッセージ性 ★★★★☆4点 元気になれる ★★★★★満点 小学校中学年くらいから ゆかいなクルリンにほのぼのほ…