児童書のレビュー・考察ブログ

主に海外の小学生・中学生向け児童書の感想、考察をしています。

ノンフィクション

やぎのあたまに―アウシュビッツとある少女の青春 ネタばれなし感想

アランカ・シーガル作 小柴一 訳 草土文化(出版社) 1982年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 内容 ハンガリーのユダヤ人達の、アウシュヴィッツに送られる直前までの迫害と不安の日々を、少女の目を通して綴るノンフィ…

リンカン アメリカを変えた大統領  感想

ラッセル・フリードマン作 金原 瑞人訳 偕成社 1988年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 内容 丸太小屋からホワイトハウスへというアメリカン・ドリームを体現した大統領の努力と栄光そして苦悩。アメリカの変革の歴史を重ねあ…

海の英雄 ネタばれなし感想

ジーン・L・レィサム作 新紀元社 1956年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 内容 実在した18世紀アメリカの数学者ナサニエルバウディッチの伝記本です。子供時代に船舶雑貨商に奉公し、その後武装商船の乗組員として働きながら数…

生命の神秘を探る 感想

キャサリン・シッペン 偕成社(※絶版してます) 1956年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★★満点 メッセージ性 ★★★★★満点 感動度 ★★★★★満点 ノンフィクション 歴史 自然科学 内容 全体の構成は、ほぼ四つの部分にわかれており、第1章『「命」の不思…

大噴火とよみがえる自然 感想

パトリシア・ローバー作評論社(※絶版してます)1987年ニューベリー賞オナー賞受賞 ・面白さ ★★★★★満点 メッセージ性 ★★★★★満点総合 ★★★★★満点 内容 この本は、多くの科学者たちの協力のもとに、セント・ヘレンズ山におこった大噴火のようすと、そののち、ど…