児童書のレビュー・考察ブログ

主に海外の小学生・中学生向け児童書の感想、考察をしています。

動物もの

黄色い老犬 ネタばれなし感想

フレッド・ギプソン作 山西英一訳 講談社 1957年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 ワイルドさ ★★★★★ 満点 内容 1860年代のテキサス、父親が牛を売りに出かけた間、父親から家をまかされた少年トラビスと、迷い犬と…

極楽にいった猫 ネタばれなしレビュー

エリザベス・コーツワース作 古屋美登里 訳 清流出版 1931年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 内容 日本を舞台に、涅槃図の作成を依頼された絵師と猫の交流を描く。 感想 戦前のアメリカ人が、日本を舞台に書いた本というのは、…

世界一幸せなゴリラ、イバン ネタばれなし感想

キャサリン・アップルゲイト 作 講談社 2013年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★☆☆ 3点 内容 イバンはショッピングモールの小さな動物園に住む陽気なゴリラで、絵を描くことが得意。隣のおりのゾウのステラや、野良犬のボブとは大の仲良…

きいてほしいの、あたしのこと ―― ウィン・ディキシーのいた夏 ネタばれなし感想

ケイト・ディカミロ 作 ポプラ社 2001年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 ほんわか度 ★★★★★ 満点 内容 スーパーの中で出会った、おかしな犬ウィン・ディキシー。さみしがりやで、笑った顔がとくいで、びっくりすると、く…

天才ネコモーリスとその仲間たち ネタばれなし感想

テリー・プラチェット作 あすなろ書房 2001年カーネギー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 ハラハラわくわく度 ★★★★★ 満点 内容 ある日突然天才になったネコ、モーリスとネズミたちが手を組んで、壮大なプロジェクトに着手した。驚くべき方…

ヘムロック山のくま ネタばれなし感想

アリス・デルグレーシュ 作 福音館書店 1953年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 ほっこり度 ★★★★★満点 内容 昔々のアメリカで。ジョナサンは8歳の男の子。ある日おばさんのうちに鍋をひとりで借りにいくことになりま…

はるかなるわがラスカル ネタばれなし感想

スターリング・ノース 川口小吉/学習研究社1964 亀山龍樹/角川書店―1976 小学館―1994 ブッキング(復刊)―2004.11 1964年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 内容 北米の大自然の中、少年の出会った小さな生き物。だん…

ウィッティントン ネタばれなし感想

アラン アームストロング 作 さえら書房 2006年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 感動度 ★★★★★ 満点 内容 はみだし者の集まった農場でくりひろげられる動物ファンタジー。伝説の若き英雄と猫の大冒険とロマンス。親を…

やぎと少年 ネタばれなし感想

アイザック・バシェヴィス・シンガー作 岩波書店 1967年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 感動度 ★★★★★満点 ジャンル フォークロア 内容 大切なやぎを売るはめになった少年とやぎの愛の物語や、こっけいなシュレミー…

キルディー小屋のアライグマ ネタばれなし感想

ラザフォード・モンゴメリ作 1950年ニューベリー賞オナー賞受賞 学研/福音館書店 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 内容 動物好きの石工、ジェロームじいさんが、ひとり静かに暮らそうと隠居先にこしてきます。そこでおこる思いがけない出来事と、…

キャンディ いそいでお帰り  ネタばれなし感想 

マインダート=ディヤング作 講談社(※絶版してます) 1954年ニューベリー賞オナー受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 感動度 ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 ジャンル 動物 冒険 内容 キャンディは、生まれてすぐ、しつけもわきまえぬまま、母親から離された…

いぬがやってきた ネタばれなし感想

マインダート・ディヤング 挿し絵 モーリス・センダック 講談社(※絶版してます) 1959年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 感動度 ★★★★☆ 4点 内容 ニワトリ小屋で飼われていた一匹の小さいめんどりは片足を凍らせてな…

フリスビーおばさんとニムの家ねずみ ネタばれなし感想

ロバート・C・オブライエン作 冨山房 1972年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★★満点 メッセージ性 ★★★★☆4点 わくわく度 ★★★★★満点 内容 人間に住まいをこわされた野ねずみ一家は引っ越しを迫られた。ニムの家ねずみのところへ相談に行くと、野ねずみと家…

コウノトリと六人の子どもたち  ネタばれなし感想

マインダート・ディヤング作 挿絵 モーリス・センダック 岩波書店 面白さ ★★★★★満点 メッセージ性 ★★★★★満点 ほっこり度 ★★★★★満点 1955年ニューベリー賞受賞 ジャンル ヒューマンドラマ 冒険 小学校高学年くらいから コウノトリを巡って村は大騒ぎ 内容 コ…