フリスビーおばさんとニムの家ねずみ ネタばれなし感想
ロバート・C・オブライエン作
1972年ニューベリー賞受賞
面白さ ★★★★★満点
メッセージ性 ★★★★☆4点
わくわく度 ★★★★★満点
内容 人間に住まいをこわされた野ねずみ一家は引っ越しを迫られた。ニムの家ねずみのところへ相談に行くと、野ねずみと家ねずみとの意外な関係があった。家ねずみたちは捕らえられる恐れから、移住計画を立てていたのだ。
感想 主人公がネズミとはいえ、子持ちのお母さんという、児童書としては珍しいタイプです(・ε・)。しかし本書はとても出来が良く、重厚で、内容が濃く、しっかり作られています (∩・∀・)∩オォ!。
大人が読んでも文句なしに面白いワクワクの冒険小説です 。
ネズミ社会だけでなく、カラスやフクロウ、猫といった動物たちとの関係や役割も、より一層この話を面白くしています。この話の裏には、「豊かな生活を追い求めすぎることへの疑問」を投げかけているところがあって、この本の完成度を上げていますね。
ちなみにMGM社の提供で1982年にアニメ化されたようです。
「フリスビーおばさん」の名前は、フリスビーディスクとの商標の関係のために、製造中に「夫人ブリスビー」に変更されなければならなかったとか。
The Secret of NIMH (1982) Official Trailer - Dom DeLuise, Derek Jacobi Movie HD
フリスビーおばさんとニムの家ねずみ (子どもの文学・青い海シリーズ)
- 作者: ロバート・C.オブライエン,越智道雄
- 出版社/メーカー: 童話館出版
- 発売日: 2014/04
- メディア: 単行本
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ちなみにこの方は、1994年のニューベリー賞オナー賞受賞作である、「クレイジー・レディー!」の作者、ジェイン・レズリー・コンリーのお父さんでした!びっくりL(・o・)」!親子でニューベリー賞受賞はすごいですね。
- 作者: ジェイン・レズリーコンリー,森脇和則,Jane Leslie Conly,尾崎愛子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2005/04/30
- メディア: ハードカバー
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