児童書のレビュー・考察ブログ

主に海外の小学生・中学生向け児童書の感想、考察をしています。

寓話

極楽にいった猫 ネタばれなしレビュー

エリザベス・コーツワース作 古屋美登里 訳 清流出版 1931年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 内容 日本を舞台に、涅槃図の作成を依頼された絵師と猫の交流を描く。 感想 戦前のアメリカ人が、日本を舞台に書いた本というのは、…

まぬけなワルシャワ旅行 ネタばれなし感想

I・Bシンガー作 1969年ニューベリー賞オナー賞受賞 岩波書店 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 ゆかい度 ★★★★★ 満点 内容 まぬけばかりの町ヘルムに住む、とびきりまぬけなシュレミールの抱腹絶倒の旅行談、欲の皮のつっぱった金持ちをまんまとだま…

ふしぎなふしぎなカード ネタばれなし感想

ビル・ブリトゥン作 文研出版 1984年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 ユニーク度 ★★★★★ 満点 内容 魔術師から願いのかなうカードをもらった3人の若者は、願い事をした結果、思いもよらない災難に見舞われる… うす明か…

トニーが消えた日 ネタばれなし感想

マリアン・D・バウアー作 佑学社 1987年ニューベリー賞オナー賞受賞 メッセージ性 ★★★★★ 満点 為になる度 ★★★★★ 満点 内容 夏のあつい日、ジョニーは幼友だちのトニーと州立公園へ出かける。とちゅう、遊泳禁止の川でトニーが泳ごうと言う。ジョニーは断わ…