児童書のレビュー・考察ブログ

主に海外の小学生・中学生向け児童書の感想、考察をしています。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

揚子江の少年 ネタばれなし感想

エリザベス・ルイス作 小出正吾訳 1958年版 講談社 (絶版してます) (※ 本書は、3回翻訳されています。『長江上流の若者』本間立也訳 改造社 1938版/『揚子江の傅さん』小出正吾実業之訳 日本社 1942年版など) 1933年ニューベリー賞受賞 面白さ …

極楽にいった猫 ネタばれなしレビュー

エリザベス・コーツワース作 古屋美登里 訳 清流出版 1931年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 内容 日本を舞台に、涅槃図の作成を依頼された絵師と猫の交流を描く。 感想 戦前のアメリカ人が、日本を舞台に書いた本というのは、…

歌う木 ネタばれなし感想

ケイト・セレディ 作 松本恵子訳 福音館書店(1971年)/偕成社(文庫版 1980年) 1940年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 感動度 ★★★★★ 満点 内容 1936年ニューベリー賞、オナー賞の「すてきなおじさん」の続編。…