児童書のレビュー・考察ブログ

主に海外の小学生・中学生向け児童書の感想、考察をしています。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ザ・ギバー 記憶を伝える者 ネタばれなし感想

ロイス・ローリー 講談社 1994年 ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性★★★★★ 満点 世界観の完成度★★★★★ 満点 内容 社会にうずまく悪や欲望、苦痛や悩みなどがすべえてとりはらわれた理想社会――喜怒哀楽の感情が抑制され、職業が与えられ、…

村は大きなパイつくり ネタばれなし感想

ヘレン・クレスウェル作 岩波書店 1967年カーネギー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★☆☆☆ 2点 わくわく度 ★★★★★ 満点 内容 王さまが開く、パイづくり大競技会。ダービー村のアーシーは、村じゅうの人の応援で、2000人分のパイを作ることにした…

橋の下の子どもたち ネタばれなし感想

ナタリー・サベッジ・カールソン作 ガース・ウィリアムズ画 フェリシモ出版 1959年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 ほっこり度 ★★★★★ 満点 内容 ノートルダム大聖堂のちかくの橋をねぐらにするアルマンじいさんは、お…

天才ネコモーリスとその仲間たち ネタばれなし感想

テリー・プラチェット作 あすなろ書房 2001年カーネギー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 ハラハラわくわく度 ★★★★★ 満点 内容 ある日突然天才になったネコ、モーリスとネズミたちが手を組んで、壮大なプロジェクトに着手した。驚くべき方…

海の英雄 ネタばれなし感想

ジーン・L・レィサム作 新紀元社 1956年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 内容 実在した18世紀アメリカの数学者ナサニエルバウディッチの伝記本です。子供時代に船舶雑貨商に奉公し、その後武装商船の乗組員として働きながら数…

ワトソン一家に天使がやってくるとき ネタばれなし感想

クリストファー・ポール・カーティス作 くもん出版 1996年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★★ 満点 メッセージ性 ★★★★☆ 4点 愉快度 ★★★★★ 満点 内容 ぼく、ケニー、十歳。不良の兄きバイ、妹のジョーイ、父ちゃん、母ちゃんの一家五人で、北のミシガン…

ふしぎなふしぎなカード ネタばれなし感想

ビル・ブリトゥン作 文研出版 1984年ニューベリー賞オナー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 ユニーク度 ★★★★★ 満点 内容 魔術師から願いのかなうカードをもらった3人の若者は、願い事をした結果、思いもよらない災難に見舞われる… うす明か…

ラッキー・トリンブルのサバイバルな毎日 ネタばれなし感想

スーザン・パトロン作 あすなろ書房 2007年ニューベリー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★☆☆☆ 2点 内容 サバイバルキットのつまったバックパックがいつも手放せない女の子ラッキー。彼女のアタマの中は、疑問や不安や心配ごとがいっぱい!でも、目…

真実の裏側 ネタばれなし感想

ビヴァリー・ナイドゥー 作 めるくまーる(出版社) 2000年カーネギー賞受賞 面白さ ★★★★☆ 4点 メッセージ性 ★★★★★ 満点 内容 シャデーが登校の準備をしていると、突然銃声が鳴り響き、母が倒れた。ナイジェリア軍事政府の批判記事を書き続けているジャーナ…