児童書のレビュー・考察ブログ

主に海外の小学生・中学生向け児童書の感想、考察をしています。

身がわり王子と大どろぼう ネタばれなし感想

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シド フライシュマン作

偕成社

1987年ニューベリー賞受賞f:id:g-mccaghrean:20190225013007j:plain

面白さ ★★★★★満点f:id:g-mccaghrean:20181205022501j:plain

痛快度 ★★★★★満点f:id:g-mccaghrean:20181205022501j:plain

元気になれる度 ★★★★★満点f:id:g-mccaghrean:20181205022501j:plain

 

ジャンル 冒険 成長物語 友情

愉快痛快大冒険!

内容  「むちうち、20回!」お城のわんぱく王子がいたずらをすると、身がわりの少年がよばれ、むちの罰を受けます。王子はそれを見ても平気の平左。ある夜、この2人は城をぬけ出し、冒険の旅に出ます。大どろぼうに追われながら、クマ使いの少女やポテト売りに出あい…スリルいっぱいの冒険を通して、王子と少年は勇気や友情のすばらしさを体得していきます。面白さばつぐんのニューベリー賞受賞作。

 

感想 何度も読み返している本。痛快で読んだ後に元気になれる本ですf:id:g-mccaghrean:20181205022501j:plain

悪役である泥棒たちもどこか抜けていて憎めないんですよ。安心して読める優しい物語で大好きです(≧∀≦) 

 

主人公はわがままな王子と、その王子の代わりに鞭打ちの罰を受ける身がわり少年。そんな二人がひょんなことから大冒険をします❗

わくわくするし、テンポはいいし冒険ものとして、文句なしに面白い! (゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ   

わかりやすく読みやすく一人で本を読み始める子どもに本の面白さをわかってもらうのに最適な一冊ではないでしょうか。

ちなみにこの作品、テレビドラマ化されているようです。


The Whipping Boy (Full Movie) Family Fantasy. George C. Scott

挿絵とはちょっと主役二人の印象が違いますね。

残念ながら日本ではDVDなど発売されていません。

 

 

シド フライシュマンさんの作品は結構翻訳されていますね。

 

身がわり王子と大どろぼう (新・世界の子どもの本 5)

身がわり王子と大どろぼう (新・世界の子どもの本 5)

 

 

「ゆうれいは魔術師」だけ読みました。本書ほどではなかったけど面白かったです。

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やまねこ翻訳クラブのシド・フライシュマン 邦訳作品リストです

http://www.yamaneko.org/bookdb/author/f/sfleis_j.htm

 

ちなみに「半月館のひみつ」などを書かれている、ポール・フライシュマンは作者さんの息子さんだそうです。 やまねこ翻訳クラブのポール・フライシュマンのページ→http://www.yamaneko.org/bookdb/author/f/pfleisch.htm