ラモーナ、八歳になる ネタばれなし感想
ベバリイ クリアリー作
学研
1982年ニューベリー賞オナー賞受賞
面白さ ★★★★☆ 4点
メッセージ性 ★★★★★ 満点
元気になれる度 ★★★★☆ 4点
ジャンル ヒューマンドラマ 家族もの
内容 小学校3年生の人生もそんなに楽ではありません。ゆでたまご事件をおこしたり、先生に、見せびらかしやさんで、やっかいな子だと言われたり…。「ゆかいなヘンリーくん」シリーズの作者が贈る、愛すべき女の子の物語。
「私たちって素敵な家族ね」 本文より
感想 「ラモーナは豆台風」から続く、ラモーナシリーズ5冊目。ラモーナの気持ちの揺れ動きが子供らしくて、自分の子供時代を思い出し、同調しつつ作者はよく子供の気持ちを分かっているなあ(・0・ )と思わされます。大人の言った何気ないことで子供は傷つくんですよね(´・ω・`) 。子供にとっては家の空気が悪かったり、担任の先生とうまくやれないのは大問題で、子供なりに一人で悩んだりするんですよね。
作中でラモーナは何度か両親とぶつかるのですが、ラモーナがわがままを言った時のお父さんとお母さんの対応なんかを見ていると、いい両親だなあとぼのぼのしますね(*´∀`*)。ほんとに素敵な両親だと思います。
家族の万能じゃないところに気づいて、でもそこを受け止めていく、というラモーナの成長が見られます。最後のシーンなんかもすごく好きです。
ほかの方のレビュー
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- 作者: ベバリイクリアリー,アランティーグリーン,Beverly Cleary,Alan Tiegreen,松岡享子
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
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ドラマ化されたようです。
Ramona 1988, Episode 02 - Mystery Meal *Full Episode*
時代を感じる‥。まさに80年代のアメリカンホームドラマですね。
同じくニューベリー賞オナー受賞の
「ラモーナとおとうさん」について私の書いた感想は
こちら。
- 作者: ベバリイクリアリー,アランティーグリーン,Beverly Cleary,Alan Tiegreen,松岡享子
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